藪を刈ること 藪を残すこと

いつも日光だいや川公園をご利用いただき、ありがとうございます。
公園を日ごろ管理する指定管理者がこの春変わったことで、SNSやロゴマーク、食堂、イベントなど、様々な変化に戸惑われたご利用者さまもおられたかと存じます。本投稿ではそのなかでも藪(やぶ)の管理について触れさせていただきます。
※藪とは、本投稿では草や背の低い木などを指します。
藪をきれいに刈っておくことで育つ植物もありますし、ムクドリやハクセキレイのように刈ったところを好む生き物もいます。その一方で、ウグイスは子育てに、リスやノウサギは天敵から身を隠すのに低い藪が必要不可欠な生き物です。
私たちは、藪を刈り取る所と残すところ、落ち葉を残しておくところと掃除するところなどを計画し、管理していく方針です。そうすることで、様々な生き物がそれぞれの好む場所で暮らしはじめ、多様な生態系が混在する公園となります。
実は今年は、ノウサギが緑の相談所の目の前の芝生までピョンと出て来てくれました。以前から居る職員も初めての経験とのことで、藪が育ったことで移動範囲が広くなったのなら嬉しいと感じています。
人間にとってだけでなく、小鳥や小動物にとっても居心地の良い、豊かな自然を大切に管理していきたいと考えます。
みなさまのご理解・ご協力をお願いいたします。

緑の相談所前に現れたノウサギ。
建物の近くまである藪を通って出て来たようです。

 

キャンプ場の高木をつついているコゲラ(キツツキの仲間)。
もう少し低い位置に来てくれたら誰でも観察しやすいのですが…。

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